【盲点】リノベーションでもできないこと3選

【盲点】リノベーションでもできないこと3選
リノベーションの知識
最近、「リノベーション」というキーワードのメディア露出も増え、夢のリノベーションなんて書かれたりするリノベーションも勿論良いことばかりではありません。

リスクやデメリットについて記述されたものは少ないように思います。

注意すべき点もしっかりと知り、後悔のないリノベーションで、その未来に待つ素敵なライフスタイルを手に入れてもらいたい。

そんな思いで記事にしました。

今回は、マンションリノベーションの注意点と、回避する方法を紹介いたします。

目次

【盲点】リノベーションでもできないこと3選
1.リノベーションでできないこと①:間取りが変えられない
2.リノベーションでできないこと②:フローリングにできない
3.リノベーションでできないこと③:水回りが移動できない
4.できないことを減らすために:事前にリノベーションのイメージを伝えておく

1.リノベーションでできないこと①:間取りが変えられない!?

【盲点】リノベーションでもできないこと3選
リノベーションは現状の部屋を解体し、自由に好きなテイストで、間取りも自由に変更できて、内装も設備も新しく生まれ変わった、私だけのオリジナルの空間を作れる。

そんなわくわくする体験と聞いていたのに… そう思う方もいるのではないでしょうか?

正確には、壊す事のできない建物もあるという事です。

構造に制限があり、専門用語だと、「壁式構造」と「ラーメン構造」と言います。

壊す事ができなマンションは「壁式構造」と言われ、建物を壁で支えているため、壁を壊す事ができません。 特徴としては、築古マンションに多いです。

中古マンションを買ってリノベーションする場合は、希望どおりの間取りに変更することが可能なのか、よく確かめて物件選びをする必要があります。

そんな壁式構造ですが、メリットもたくさんあります。

住戸内に梁や柱がないため、間取りは変えられませんが、空間が広く使え、隣戸との壁が厚くなるので、遮音性も高くなります。壁式構造は地震にも強いことでも知られています。

◆では、どうすればいいの? リノベーションする際には「ラーメン構造」と「壁式構造」をチェック項目にし、壁を壊してリビングを広くしたいなど間取りの変更を考えている方は「ラーメン構造」を選ぶのがコツです。

2.リノベーションでできないこと②:フローリングにできない

【盲点】リノベーションでもできないこと3選
フローリングにできないケースがあるの? って声も聞こえてきそうですが、実際にあります。

先の説明で間取りが変えられないのは構造的な問題で壊すこと自体ができないと述べさせていただきましたが、構造的には工事が可能な場合でも、マンションの管理規約によってできないケースがあります。

例えば、畳を無垢のフローリングしたい。
カーペット物件はちょっと、、なんてお客様でも管理規約で床材の変更ができないのです。

元々がカーペットの物件は要チェックです。

変更ができず、無垢のフローリングにしたくてもできません。

3.リノベーションでできないこと③:水回りが移動できない

【盲点】リノベーションでもできないこと3選
キッチンやお風呂、トイレなどの 水回りを移動させてたい って方も多いのですが、それができる物件とできない物件があります。
配管の勾配が取れるかどうかにかかってきます。

よく物件の間取りを見ていると、「PS」と書かれた箇所に気づくと思います。

こちらはパイプスペースと呼ばれる部屋中の給排水管をまとめて通しているスペースのことで、動かすことができません。

このパイプスペースから遠くに行くと法律で決まっている勾配が取れずに、移動ができないということがあります。

もし取れたとしても、範囲に制限があります。
PS(パイスプペース)の位置にこだわって、中古マンションを購入される方はほとんど多くないと思いますが、キッチンをアイランドキッチンしたいなど理想のリノベーションを伝えた上で、不動産を探すことがコツです。 

4.できないことを減らすために:事前にリノベーションのイメージを伝えておく

【盲点】リノベーションでもできないこと3選
「思っていたのと違う」「できないと思ってなかった」 と後悔しないために、そして、 「A物件よりもB物件のほうが予算が抑えられたのに、、」「予算オーバーでできません」 なんてお金の話まで発展することだってあります。

不動産も、リノベーションのこともわかっているワンストップ型のリノベーション会社に頼む時にもやはり不動産を探す前から、こんなリノベーション空間にしたい、こんなライフスタイルが送りたいと伝えておくことをオススメします。

施工事例